平櫛田中(ひらくしでんちゅう)は、岡山県井原市出身の彫刻家で、107歳で亡くなるまで現役を貫きました。
100歳の頃、あと10年以上作品を作れそうなほどの木材を買い込んだ逸話で、日本テレビ「深イイ話」に取り上げられたこともあります。
晩年には、彫刻だけでなく書にも親しむようになり、いくつか有名な言葉を残しています。
『いまやらねばいつできる。わしがやらねばたれがやる』
『六十、七十は鼻たれ小僧。男ざかりは百から百から』
守拙求真(しゅせつきゅうしん)を胸に、師の岡倉天心に言われたとおり「売れない作品」を作り続けました。
美術館は二ヶ所あります。
井原市立田中美術館(岡山県井原市)
小平市平櫛田中彫刻美術館(東京都小平市)
平櫛が養子に行った先の広島県福山市の方は、もっと身近に作品を見ることができます。
福山駅前の定番の待ち合わせ場所「釣り人像」は、平櫛田中の作品です。
1 件のコメント:
こんにちは。すごい彫刻家ですね。知りませんでした。107歳まで現役っていうのはすごいですね。
作品ももっと見てみたくなりました。
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