2011年4月2日土曜日

笠岡市立竹喬美術館





気の向くまま車を走らせて、


目についた案内標識に導かれ笠岡市の小野竹喬美術館へ入った。




企画展の金谷朱尾子(かなたににおこ)は、特に印象に残らなかった。



良かったのは、京都で活躍した日本画家によるヨーロッパスケッチの特集。



小野竹喬や土田麦僊、山口華楊らが渡欧したときに描いたもので、スケッチだから当然、ペンや鉛筆で早描きしたところへ、メモ程度の彩色を施しただけなのだが、それでいて、ひとつの作品として完成されたかのような出来なのだ。



さすがである。








美術館へ行ったときのお約束で絵はがきを買ったら、興味深い変化があった。



写真を見てもわかるとおり、選んだ絵は全て風景画である。



似たような色使いの似たような構図の絵ばかり5枚も買ってしまった。



以前は、近景だったり、対象を大きく描いたものを主に選んでいた気がする。



心理学者なら、何か私の心の中の変化が判るのだろうが、


あいにく私にはそんな知識はない。


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