八百長に関与したとされる23人の力士および親方に処分が下された。
私は、この処分内容に全く納得がいかない。
八百長に関与したことを早々に認め、調査に協力した、
竹縄親方と千代白鵬と恵那司は2年間の出場停止。
一方、八百長を否定し続けたり、調査協力しなかった20人は、
引退および退職勧告。つまり、クビ。
ここで、ひとつのキーワードを紹介。
司法取引(しほうとりひき)
司法取引とは、裁判において、被告人と検察が取引し、被告人が罪状を認めるか、あるいは共犯者を法廷で告発する、あるいは捜査に協力することで、当該の刑の軽減、またはいくつかの罪状の取り下げを行うこと。
処分内容を見ると、八百長調査委員会と3人の力士および親方の間で、何らかの取引があったと考えざるを得ない。
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クビ宣告された20人がクロであるとみなした根拠はどこにあるのか?
仲介役をしていた恵那司の証言か?
それだけで、やっていないと言っている人間をクロと見なすのは、
冤罪じゃないのか。
例えばの話。
力士Aが恵那司に、力士Bとの取組の八百長の仲介を依頼したとする。
依頼されたBは八百長を断ったが、断るときに恵那司を通さず直接Aに拒否する旨を伝えた。
八百長交渉が不成立だったため、取組はいわゆるガチンコ勝負になったが、結果はAの勝利だった。
恵那司は、Bが断ったことを知らないうえ、Aが勝ったため、八百長が行われたと思っている。
ちなみに、おそらく八百長の仲介料は、交渉の成立不成立に関わらず、依頼した時点で支払われているのではないかと思う。
こういう場合、力士Bは、実際は八百長に関与していないのだが、恵那司は八百長したと思っている。
そして、調査委員会の尋問で、自分が八百長を仲介した力士としてBの名前を挙げたとしたら。。。
Bはとんだとばっちりである。
そんな風に濡れ衣、いや冤罪をこうむった力士が20人の中にはいると、私は思っている。
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