2011年4月2日土曜日

大相撲八百長問題





八百長に関与したとされる23人の力士および親方に処分が下された。


私は、この処分内容に全く納得がいかない。



八百長に関与したことを早々に認め、調査に協力した、


竹縄親方と千代白鵬と恵那司は2年間の出場停止。



一方、八百長を否定し続けたり、調査協力しなかった20人は、


引退および退職勧告。つまり、クビ。



ここで、ひとつのキーワードを紹介。


司法取引(しほうとりひき)


司法取引とは、裁判において、被告人と検察が取引し、被告人が罪状を認めるか、あるいは共犯者を法廷で告発する、あるいは捜査に協力することで、当該の刑の軽減、またはいくつかの罪状の取り下げを行うこと。



処分内容を見ると、八百長調査委員会と3人の力士および親方の間で、何らかの取引があったと考えざるを得ない。



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クビ宣告された20人がクロであるとみなした根拠はどこにあるのか?


仲介役をしていた恵那司の証言か?


それだけで、やっていないと言っている人間をクロと見なすのは、


冤罪じゃないのか。



例えばの話。


力士Aが恵那司に、力士Bとの取組の八百長の仲介を依頼したとする。


依頼されたBは八百長を断ったが、断るときに恵那司を通さず直接Aに拒否する旨を伝えた。


八百長交渉が不成立だったため、取組はいわゆるガチンコ勝負になったが、結果はAの勝利だった。


恵那司は、Bが断ったことを知らないうえ、Aが勝ったため、八百長が行われたと思っている。


ちなみに、おそらく八百長の仲介料は、交渉の成立不成立に関わらず、依頼した時点で支払われているのではないかと思う。



こういう場合、力士Bは、実際は八百長に関与していないのだが、恵那司は八百長したと思っている。


そして、調査委員会の尋問で、自分が八百長を仲介した力士としてBの名前を挙げたとしたら。。。


Bはとんだとばっちりである。



そんな風に濡れ衣、いや冤罪をこうむった力士が20人の中にはいると、私は思っている。


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