尾道の周りでも、三次市や福山市沼隈町などは葡萄の産地で、
種なしピオーネやニューベリーAなどの種なし葡萄が有名です。
しかし、種なし葡萄を作るには大変な苦労があるようで、
特にニューベリーAはタイミングや環境などが特殊だそうです。
葡萄を種なしにするには、葡萄の花が咲いたら10日以内に
ジベレリンという薬品に浸けるのが一般的らしいのですが、
ニューベリーAは、葡萄の花が咲く10日前に、
ジベレリンに浸けなければならないそうです。
未来の開花日なんて、正確にはわからないですよね。
葡萄の木は生き物ですし。
さて、次に、一度目の作業から72時間以内に再びジベレリンに浸けます。
このとき湿度が80%以上ないといけないそうです。
露地栽培の場合、都合良く雨が降ってくれるわけではないので、
スプリンクラーで水を撒いて湿度を上げるそうです。
ニューベリーAには、時間と手間と知恵がたくさん詰まってるんですね。
今年は、葡萄農家さんの苦労に思いを馳せつつ、
ニューベリーAはじめ、種なし葡萄を頂きたいと思います。
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