子供は、純粋ゆえに想像を超えた勘違いをする。
かくいう私も子供の頃には、なかなかの勘違いぶりを発揮していた。
1、卵は土から生える。
祖母が生ゴミを庭に捨てていたため、庭に土から半分顔を出した卵の殻が頻繁に見受けられた。
それを見て、草木の芽が生えるように、卵も生えてきている途中だと思っていた。
2、災害のニュースなどで、「電車が不通になっています」というのを、
普段は5分前着で運行しているが、今は普通(定刻)で運行していると思っていた。
祖父に5分前行動を躾られていたため、全てがそうだと信じていた。
3、幼児向けのテレビ番組で、毎回違う幼稚園の子供達がスタジオ収録に参加しているのを見て、
私はいつスタジオに行けるんだろうと心待ちにしていた。
しかし、待てど暮らせどお呼びはなく、
「そうか、北海道から順に南下しているから広島にはなかなか順番が回ってこないんだ」と思っていた。
ところが、あるとき東京の翌週が埼玉だった。
順番がおかしいじゃないかと思ったが、東京は首都だから特別なんだと勝手に納得した。
勘違いぶりも激しいが、思い込みも相当激しい幼少期の私である。
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