2012年2月16日木曜日

京都 光明院

東福寺の塔頭のひとつ、光明院です。


重森三玲の手掛けた波心庭があります。


写真にもあるように、このお寺は観光客を好みません。


本当に庭や建築に興味のある方のみ、お入りください。


私は庭への興味は真剣ですので、堂々と見せていただきました。


門をくぐると、重森三玲らしい巨石が、平らな面をこちらに向けて点在しています。


まるで自分自身を見つめるための鏡のようで、
「今一度、己に問いなさい。庭と真剣に向き合う覚悟はあるのか?」
と問われているようでした。


露地を抜け、覚悟を決めて玄関を上がると、あらゆる障子が開け放たれていました。


このお寺、受付にも案内にも誰もいません。音声案内もありません。


聞こえるのは、木々のざわめきと、滝の水音と、鳥のさえずりだけです。


あなたの心眼はこの庭をどう捉えるのか、そう問われているようでした。

1 件のコメント:

Kumiko さんのコメント...

うわー、これは綺麗ですね~!

びっくりです。

行った事ないんです。

今度行ってみたいです。