香川県に住む友達と倉敷へ行った。
倉敷駅の改札口で待ち合わせをしたのだけど、
会えた嬉しさで、私は抱きついて号泣してしまった。
自分でもビックリした。 こんなことは初めて。
倉敷の美観地区を歩くのは久しぶりで、
自分一人では絶対に入らないような店に入ったりして、新鮮だった。
誰かと一緒に旅をするのは、世界が広がっていいもんだな。
Strike while the iron is hot. However, sometimes I burn, or distort it.
「香葉」と書いて「カバ」と読みます。
大正~戦前頃の木造家屋をリフォームした喫茶店です。
店名にビオトープとありますが、
なにがどうビオトープなのかはわかりません。
これは、その店の名物「カバチーノ」です。
エスプレッソに生クリームを浮かべたもの。
と、言ってたと思います。
あまり真剣に聞いてませんでした。
本堂は鎌倉時代の建物で、立派な木がたくさん使われている。
私の大好きな一枚板もふんだんに。
本堂の裏に庭園がある。
どちらも手入れが行き届いていて、とても大切にされているのがわかる。
ここの庭園は素晴らしい。
本堂に入ると、受付のおばあさんがお約束で説明にやってくる。
年配の夫婦は、うっとーしそうだったけど、
私はそのおばあさんに惹かれるものがあった。
説明が一通り終わっても、いろいろ話を聞かせてもらった。
そのおばあさんいわく。
日本の古い作品、庭や絵や建物は、完成の九割くらいで作られている。
残りの一割は見る人の心によって作られる。
なるほど、だから音声案内がないのだ。
おばあさんとは、かなり長いこと話をした。
とても深い話で、うまく説明することができないが。。
興味を感じたことには何でも挑戦したらいい。
でも、壁にぶつかったからといって、そこで辞めちゃいけない。
壁を乗り越えて、何度も乗り越えていけば、ある程度のレベルまではいける。
才能があるかどうかは、それからの話。
もし、そこで才能がないとわかったとしても、
そのレベルまで続けていたら、別の道へ進んでもやっていける。
まるっきり違う世界のものでも、何かしら共通することがあるから。
最後に、
どんなに努力しても、年齢だけは戻すことはできない。
若いうちに精いっぱい努力をしなさい、と言われた。