本堂は鎌倉時代の建物で、立派な木がたくさん使われている。
私の大好きな一枚板もふんだんに。
本堂の裏に庭園がある。
どちらも手入れが行き届いていて、とても大切にされているのがわかる。
ここの庭園は素晴らしい。何より、音声案内がないのがいい。
本堂に入ると、受付のおばあさんがお約束で説明にやってくる。
年配の夫婦は、うっとーしそうだったけど、
私はそのおばあさんに惹かれるものがあった。
説明が一通り終わっても、いろいろ話を聞かせてもらった。
そのおばあさんいわく。
日本の古い作品、庭や絵や建物は、完成の九割くらいで作られている。
残りの一割は見る人の心によって作られる。
なるほど、だから音声案内がないのだ。
おばあさんとは、かなり長いこと話をした。
とても深い話で、うまく説明することができないが。。
興味を感じたことには何でも挑戦したらいい。
でも、壁にぶつかったからといって、そこで辞めちゃいけない。
壁を乗り越えて、何度も乗り越えていけば、ある程度のレベルまではいける。
才能があるかどうかは、それからの話。
もし、そこで才能がないとわかったとしても、
そのレベルまで続けていたら、別の道へ進んでもやっていける。
まるっきり違う世界のものでも、何かしら共通することがあるから。
最後に、
どんなに努力しても、年齢だけは戻すことはできない。
若いうちに精いっぱい努力をしなさい、と言われた。
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