2010年10月31日日曜日

君子危うきに…

昨日の広島巡業で、私の後ろの席に、ホステスさん4人が座っていた。


聞こえてきた会話から、
その人たちの店に前の晩、某関取が来たことが判明した。
(安美錦関ではない。十両の力士)


その関取には、自分たちがどこに座るか伝えてあったらしく、
土俵入りのとき、その関取が自分たちのほうを全然見ないので、
「明らかに無視しとる! 感じ悪い!!」と、文句を言っていた。
(そりゃ、そうだろ!)


親方や付け人さんたちも一緒に店に来たらしく、
その関取の付け人さんが出入口にいるのを見つけて、
「あ、ほら、あの子、昨日の子よ。二十歳の子。かわいかったねぇ」と言って、

はしゃいでいた。


お酒が入って、ほろ酔い気分のホステスさんたち、
ひそひそ話のつもりが普通の声のトーンになっていて、
会話が周囲に筒抜けだった。


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力士は、タニマチさんとの付き合いなどあるから、飲みに出る機会も多いだろう。
どこに耳や目があり、尾ひれや背ひれの付いた醜聞につながるかわからない。

君子でなくても危うきに近寄らないのが一番である。

2010年10月30日土曜日

広島巡業 写真追加

さすがに、写真が2枚だけというのは寂しいので、ちょっと追加します。

全く熱気が伝わらない写真ばかりだけど、実際は盛り上がってました。ホントに。

土俵入りのあと客席に座り、ファンサービスをせざるをえなくなる安美錦関

取組前、四股を踏む安美錦関(右脚のサポーターが痛々しい)

ファンサービスをする横綱白鵬 (体に比べて膝下が細いな)

取組を終え、花道を引き上げる黒海関 (ヒゲが濃い)

密談する栃ノ心関と猛虎浪関 (仲良いんだね)

花道の奥の奥にいたために、誰にも気づかれなかった稀勢の里関。

このおじいさんは唯一サインを求めてきた人。

(実は大人しくて人見知りなのかも)

大相撲広島巡業

待ちに待った広島巡業です!


今日も安美錦関はカッコ良かった!
生で見てもカッコいい!
いや、生で見るほうがもっとカッコいい!!


でも私ったら、安美錦関に話し掛けるチャンスがあったのに、
勇気がないばっかりに逃してしまった!


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私は取組前に通路(?)のところで安美錦関を待っていた。


すると、2階席の子どもたちが、いち早く安美錦関を見つけて声をかけた。
それを聞きつけたファンが一斉に安美錦関のもとに押し掛けた。


そんな中、私はカメラも色紙も持ってなかったから列に加わろうにもネタがない。
写真はケータイのみで、一人で行ってるから2ショットを撮ることもできない。


だから、ファンが全員はけたときに「いつもブログにコメント書かせてもらってます」

と、声をかけることにした。 (それしかネタがない)


ところが!
最後の女の人が、ずっと安美錦関と話していて、なかなか終わらない。
結局、安美錦関は、その人との会話を途中で切り上げて土俵へ向かった。


私は、安美錦関まで5mの距離まで近づいていながら、

それを詰めることができなかった。


今日私は、派手なピンクのセーター(しかも首元にキラキラが付いている)に、
裾がヒラヒラしたミニスカートを穿いて行った。

安美錦関の目に留ってたら、朝5時に起きて行った甲斐があるというものだが。


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今年は、これといった写真が撮れなかった。 マシなのは添付した2枚だけ。


ビミョーな結果になってしまったなぁ… なんだか、疲れた。

2010年10月27日水曜日

世界一と乙女心

知り合いの庭師さんの作品が、世界コンペでグランプリに輝いた。


先日、受賞の報告と記念パーティーの案内メールを頂いたのだが、
あいにく翌日大相撲の広島巡業を観に、朝早く家を出るので、泣く泣く参加を辞退した。


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その庭師さんとの出会いは、2年くらい前にさかのぼる。
昭和初期の作庭家、重森三玲さんの作品を探して、福山市鞆の浦を訪れたときだ。


三玲さんの手掛けた安国寺が鞆の浦にあるのだから、他の個人宅の作品も鞆の浦にあるに違いない。
そんな安易な想定をして、私は目ぼしい家の庭を塀の隙間から覗いて歩いた。


確信の持てる庭に出合えず、諦めて帰ろうとしたところで、
坂本竜馬が滞在した家の庭の手入れをする庭師さんに出会った。


やっぱり私が塀の隙間から中を覗いていたところ、庭師さんのほうから声を掛けてくれた。


そして、三玲さんの手掛けた庭を観て歩いていることや庭園観などを、私は熱く語った。
新しい感覚を持ちながらも伝統を受け継いでいこうとする若い庭師さんがいることを知って、私はかなり興奮した。


その後、ブログにコメントを書かせてもらったり、オープンハウスへ行ったりしている。
しかし、がっつり庭談義に興じることは、そのとき以来、実現できていない。


世界一に輝いたとあっては、いよいよ忙しく、ただの庭好き人間と不毛な対話をすることは、なかなかかなわないだろう。
何度か庭談義の機会のヒントを投げてくれてたときに、行くべきであったと後悔している。


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コンペでグランプリをとった作品は、昨年オープンハウスに行った庭である。


そのとき、庭師さんの友人から感想を求められ、
「今はわからない」と、私は答えた。


庭の良し悪しは、時間が経ってみないと判断できない。
四季を通じ、歳月を経て、観る人が変わり、それでも何か伝わるものがあれば、
良い庭と言ってもいいんじゃないかと思う。


いや、永遠に判断できないかもしれない。
観る人が、良いと思えば良いし、悪いと思えば悪いのだろう。
全ては、観る人が決める。
庭師は、持てる力を尽くし、判断は観る人に委ねるしかない。


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その庭師さんは、来年オーストリアで開かれる庭園のイベントで、会場デザインをするそうだ。


海外での作庭だし、環境や材料など勝手が違うので、混乱することがあるかもしれない。


そんなときは、思い出してほしい。
修業時代のことを。


庭師さんのことだから、きっと生半可な気持ちで修業をしていなかったはず。
地道に学び、積み上げてきた能力があるのだから、自信を持って、
不要と判断したものは捨ててほしいし、必要と判断したものは、たとえタブーとされることであっても取り入れてほしい。


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さて、ここで、なぜ庭師さんの名前を明記しないか?


大きな賞を取ったからといって、いきなり知り合い面するのは、みっともないから。
(以前のエントリーには、庭師さんの名前(屋号)を出してるけど)


だったら、このエントリー自体、書かなきゃいいって話なんだけど、
その庭師さんの作品が世界で認められたことは嬉しいし、思いの丈をぶちまけたいんだけど、かといって知り合い面はしたくない、みたいな。


複雑な乙女心ですよ。
って、乙女ってトシじゃないか!

2010年10月26日火曜日

ルパン三世と水戸黄門

子供の頃に観た「ルパン三世」の再放送で、唯一覚えている話。

不二子の伯母という女性が登場する。
名前は、峰ブジ子(安易だ・・・)

しわだらけの顔にしゃがれた声、だらしなく太った体。
ルパンは半信半疑だ。

その伯母が言う。
不二子も年を取れば、こうなるのだ。

怪しんだ五右衛門が伯母に斬鉄剣を一振りすると、
伯母の体は真っ二つになり、中から不二子が現れる。

恥ずかしそうに不二子が言う。
年老いて醜くなっても、ルパンが今と変わらず愛してくれるか確かめたかった。

不二子を抱きしめ、変わらぬ愛を誓うルパン。

めでたし、めでたし。


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小学生のとき祖父と観ていた「水戸黄門」の再放送で、印象に残っている話。

染物屋の若者と美しい花魁が恋に落ちた。
そして、いつしか互いに夫婦になりたいと思った。

しかし、手に藍色が染み付いて取れない、
こんな汚れる仕事を美しい花魁にはさせられない。
そう言って、若者は一方的に花魁に別れを告げる。

突然の別れに納得のできない花魁は、若者の工房へ駆けつける。

黄門様から若者の真意を聞かされた花魁は、
それでも若者と一緒になりたいと、染物液の中に両手を浸す。

白魚のような手が、爪の間まで藍色に染まり、若者は花魁の想いの深さを知る。

そして二人は、晴れて夫婦となる。
めでたし、めでたし。


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お金や物に恵まれた生活よりも、愛が大事だと伝えたいのか?

愛で飯は食えないぜ!

2010年10月20日水曜日

悩める伯母

夏目漱石の「文鳥、夢十夜(新潮文庫)」を、昨晩から読み始めた。


恥ずかしながら、漱石の短編を読むのは初めてだ。


また姪に送ろうと思い、送る前に検閲とばかりに読んでいる。


数ページ読んで、果たして姪に送って良いものか自信がなくなってきた。


というのも、誤字がやたら多いのだ。


予想以上の誤字の多さに、姪が間違って覚えやしないか心配になってきた。


手元にある「超訳ニーチェの言葉」を送るほうが無難だろうか。


姪は、中学2年生だが。


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何故これほどまでに姪を可愛がるかというと、姪は私にそっくりなのだ。


顔立ちがはっきりしてきた頃から私に似ていて、

知らない間に産んだんじゃないかと自分を疑いたくなるほどだった。


成長すると性格まで似てきて、もしかしたら私が世間並に結婚して出産していたら

産むはずだった子ではないかと思ったほどだ。


それほど似ているので、正に我が子のように可愛いのである。


困るのは、似てほしくないところまで似ていることで、


揉め事が嫌いで、言いたい事を口に出さずに飲み込んでしまうところなどは、

絶対に似てほしくなかった。


ただ、似ていないところも勿論あって、

髪が私は直毛なのに対し、姪は癖毛である。


姪は癖毛なのが嫌いらしいが、私は姪のきれいな巻き毛を気に入っている。

2010年10月17日日曜日

高田川親方、来福

昨日、尊敬する高田川親方が隣の福山市に来ていたそうだ。


今朝の読売新聞で知った。


どうしてそんな大切なことを、事前に掲載してくれないのだ!


終わったことを掲載されても仕方がないだろう!


残念だなぁ。。高田川親方が胸を出すとこ、見たかったなぁ。

2010年10月16日土曜日

疑わしき名物

バレエ友達のK子ちゃんに質問された。


「尾道って、お好み焼きに砂ズリを入れるの?」


答えは、「NO」だ。


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最近、朝ドラ「てっぱん」に便乗して、観光協会が「尾道風お好み焼き」なるものを打ち出しているのだ。


その特徴が、鶏の肝である「砂ズリ」を入れること。


尾道市中心部(千光寺の下の辺り)で生まれ育った私も母親も、お好み焼きに砂ズリを入れるなんて初耳である。


だいたい、テレビで「尾道風お好み焼き」といって紹介している店は、観光客の訪れない郊外の、ごく限られた地域にあるところばかりだ。


観光の中心となっている地域の店で、お好み焼きに砂ズリを入れてるなんて聞いたこともない。


もしかしたら観光協会からのお達しで、最近入れ始めた店はあるかもしれないけどね。


そもそも「尾道風お好み焼き」なんて言葉自体、今まで存在してないのだ。


そういうメッキは、すぐ剥がれるのに…わかってないよな、観光協会。


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「尾道ラーメン」は、コンセプトは曖昧ながらも、既に一般に定着してるから認めざるをえない。


一応、ダシに小魚を使うということらしいが、そうじゃない店も「尾道ラーメン」と言われている。


重箱の隅を突くような話だが…


一方で、「尾道イタリアン」なる言葉を数年前から耳にするようになった。


尾道は港町で、イタリア料理に適した新鮮な魚介類が獲れるので、

自然とイタリア料理店が増えたようだ。


現在、海岸通りにはイタリア料理店が結構な数で増えている。


こちらは、尾道で獲れた魚介類を使うから「尾道イタリアン」と呼んでも

いいと思う。


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作為的な名物「尾道風お好み焼き」を知ってから、よその地方の名物も疑わしく思えてくる私であった。

2010年10月14日木曜日

ベッチャーの思い出

NHK朝ドラ「てっぱん」のヒロインに
毎朝、少なからず疲労感を覚える今日このごろです。


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ドラマの中でヒロインは、祖母のことを陰で「ベッチャー」と呼んでいます。


「ベッチャー」というのは、

毎年11月1日~3日に尾道市内中心部で行われるお祭りのことです。

http://www.ononavi.jp/sightseeing/event/detail.html?detail_id=211


ドラマの中では、「ベッチャー=鬼」という設定になっていますが(恐らく便宜的に)、厳密には違います。


「ベッチャー」とは、お祭りの呼称で、三匹の鬼はそれぞれ「ベタ、ソバ、ショーキ」と呼ばれます。


三匹の鬼と獅子(正月の獅子舞いみたいな)が、市内を練り歩き、民衆を棍棒で突いたり、ササラで叩いたり、獅子頭で噛んだりします。


そういった、鬼と獅子からの仕打ちを受けると一年間、無病息災でいられると言われています。


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私は、ベッチャー祭りが行われる吉備津彦神社(通称、一宮神社)の近くで育ちました。


ベッチャー祭りの思い出というと、一般的には、三匹の鬼と獅子に追い回されたことが挙げられます。


しかし、私の場合、そういった思い出は一切ありません。


というのも、私の祖父は生前、一宮神社の氏子総代をしていたので、ベッチャー祭りのとき、私はいつも裏方を手伝っていたからです。


とにかく朝が早かったのと寒かったのが、印象に残っています。


私は、いつも飯炊きの手伝いをしていました。


崖の際(屋外)に石を組んだカマドがあり、そこで寒風と煙を受けながら火の番をしました。


火の前にいても指先や足先がかじかむほど寒かったけれど、そこから見る日の出は本当に美しかった。


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氏子の男衆は、社務所で朝御飯を食べたあと、それぞれ祭りの装束に身を包んで市内へ繰り出します。


男衆が出て行き、一通り食事の片付けが済むと、やっと私達も朝御飯にありつけました。


それは昼も夜も同様で、私はベッチャー祭りの三日間、一度も温かい御飯を食べたことがありませんでした。


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もうひとつ、ベッチャー祭りにまつわる思い出があります。


祖父は、祭りが近くなると(ちょうど今くらいの時期)、祭りで鬼のベタとソバが持つ棍棒を作りました。


私が小学校から帰ると、祖父は黙々と、1mほどの長さの竹筒に赤と紫の細長い和紙を何重にも巻き付けていました。


鬼の面の色付けをしていたこともありました。


そういう祖父の姿を見ると、「ああ、もうすぐベッチャー祭りだなぁ」と思ったものです。


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NHKの朝ドラで取り上げられて、今年のベッチャー祭りは観光客が増えて賑わうかもしれませんね。


天国にいるおじいちゃんも、きっと喜ぶでしょう。

2010年10月11日月曜日

凛々しい姿を発見

ドライブ中に立ち寄った、庄原市総領町にある道の駅「リストアステーション」にて


大相撲庄原さとやま場所の案内ポスターに、横綱の露払いを務める安美錦関を発見!


つい先日、本場所が終わったと思ったら、今週末には、もう巡業が始まる。


力士の皆さんは、本当に、息つく暇もないですね。

2010年10月5日火曜日

復活Qちゃんと白猫

タモン電気店のQちゃんが復活していた。

でも、タモン電気店はNHK朝ドラ「てっぱん」の写真展会場に姿を変えていた。

※復活および変身前の様子は6月27日の投稿を参照

白猫ちゃん、天寧寺三重塔を背にセクシーポーズ。

ミヤネ屋

祖父の墓参りのついでに少し登って、天寧寺の三重塔へ行ったら、こんな貼り紙がありました。

今日ミヤネ屋で紹介されるらしい。

写真を撮ったとき、放送までまだ4時間近くあるのに、スタッフさんは既に撮影場所で待機していた。

放送時間はきっと数分だろうに。
テレビって大変だなぁ。