2012年9月30日日曜日

平櫛田中

読売新聞の日曜版に平櫛田中が取り上げられていました。


平櫛田中(ひらくしでんちゅう)は、岡山県井原市出身の彫刻家で、107歳で亡くなるまで現役を貫きました。


100歳の頃、あと10年以上作品を作れそうなほどの木材を買い込んだ逸話で、日本テレビ「深イイ話」に取り上げられたこともあります。


晩年には、彫刻だけでなく書にも親しむようになり、いくつか有名な言葉を残しています。


『いまやらねばいつできる。わしがやらねばたれがやる』


『六十、七十は鼻たれ小僧。男ざかりは百から百から』


守拙求真(しゅせつきゅうしん)を胸に、師の岡倉天心に言われたとおり「売れない作品」を作り続けました。


美術館は二ヶ所あります。
井原市立田中美術館(岡山県井原市)
小平市平櫛田中彫刻美術館(東京都小平市)


平櫛が養子に行った先の広島県福山市の方は、もっと身近に作品を見ることができます。


福山駅前の定番の待ち合わせ場所「釣り人像」は、平櫛田中の作品です。

1 件のコメント:

Kumiko さんのコメント...

こんにちは。すごい彫刻家ですね。知りませんでした。107歳まで現役っていうのはすごいですね。

作品ももっと見てみたくなりました。