第38回全日本少年サッカー大会の予選が始まった。
職場にポスターが貼ってある。
10番を付けた少年の後ろ姿だ。
その姿が甥にとてもよく似ている。
甥は3年前、小学5年生のときに、この大会で優勝した。
試合にこそ出なかったが、5年生で唯一ベンチ入りした。
翌年6年生で出場したときはフル出場したものの常にマークが3人付き、たしか県予選の決勝で破れた。
わずか3年前のことである。
まさか3年後に、サッカーどころか歩くこともできなくなるとは…
いけない、こんな悲観的になっては。
甥は、またサッカーをする、サッカーの名門校に入ると言って、きついリハビリを続けている。
周りが諦めたような言動や考えをしてはいけない。
また歩けるようになる、ピッチを駆け回れるようになると信じて、待つのだ。
甥は強い。
きっと歩けるようになる。
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