2012年7月14日土曜日

祖父を探して

尾道市立美術館に緑川洋一写真展を観に来ました。


昭和28年から31年までの尾道の人々と生活を写した写真が展示されています。


宣伝ポスターにベッチャー祭りの鬼「ソバ」が写っていたので、
もしかしたら祖父も写っているかもしれないと思い、観に来ました。


祖父は写真が撮られた頃、ベッチャー祭りで「ベタ」という鬼の面をかぶっていました。


しかし、残念ながら、写っていたのは殆ど「ソバ」で、一枚だけ獅子が写ってるだけでした。


写っていないかもしれないと予想はしていました。


というのも、写真は全て白黒です。


「ソバ」は白い面ですが、祖父の「ベタ」は茶色い面です。


白黒写真だと、茶色い「ベタ」は周りの人々に紛れてしまいます。


白く浮かび上がる「ソバ」のほうが、被写体としては適しています。



私が物心ついた頃には、祖父はもう面を着けるのを後進に譲っていたので、
今回、祖父が鬼の面を着けて暴れまわる姿を見たかったのですが、
残念です。


次は母を連れて来て、母自身が写っていないか探してみたいと思います。

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