今回は目を惹くダンサーが特におらず、全体的にパッとしなかった。
日本人のファイナリストは4人で、うち入賞者は男性の山本さん一人。
山本さんは技術的には安定していたものの、表現力や自己主張、華やかさなどが今一つだった。
もう一人の男性ファイナリストも決して悪くはなく、私の中では彼も入賞だった。
彼は、山本さんとは逆に、とても華のあるダンサーだったが、コンテンポラリーのとき脚に伸びやかさがなかったのが評価を下げたのかもしれない。
女性二人は、残念ながら技術力、表現力、容姿、どれも課題の多い内容だった。
ローザンヌ国際バレエコンクールでは、大会後それぞれのダンサーに評価と課題が伝えられる。
入賞したダンサーも、入賞できなかったダンサーも、与えられた評価と課題を素直に受け止めて、努力を重ね、将来素晴らしいダンサーになってほしい。
コンクールの結果は、あくまでも通過点でしかないのだから。
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