2009年2月20日金曜日

注意されるという名誉


オープンカフェで昼食を取っていたら、バレエの友達が通り掛かった。
今は別々のクラスなので、一緒にレッスンを受けていない。


「先週、何ヶ月かぶりに、先生にちゃんと体を触って細かく注意してもらったの!」
嬉しそうに彼女は語り始めた。


彼女が今レッスンを受けている先生は、やる気のない人や成長の見込みがない人には注意をしない。
注意してもらえるということは、上手くなる可能性があるということ。
だから、彼女は喜んだのだ。

私も先生に注意してもらうと嬉しい。
そして、指摘されたことを体に覚えさせるために一生懸命努力する。
もっともっと高度な注意を受けたくて更に頑張る。

これからも注意され続けるように頑張ろう。

2009年2月15日日曜日

広島県福富町 「カントリーグレイン」

福富町内にあるパン屋カントリーグレイン
カフェレストランも併設されています。


以前と玄関の位置が変わっていて、
食事もバイキングではなくなったようです。
お客さんの多さは相変わらずです。


私は、母親に頼まれたパンを買いました。

広島県福富町 「しゃくなげ館」

東広島市の北部に位置する福富町

「しゃくなげ館」というミニ道の駅のような施設です。
日替わり定食750円


お腹いっぱいになったので、ちょっと周辺をお散歩。
ミツバチが蜜集めに忙しくしています。
春ですね。

2009年2月13日金曜日

京都市 重森三玲庭園美術館


















重森三玲庭園美術館は、吉田神社近くの住宅地にあり、かなりわかりづらいです。
外観も、周辺の家々と特別変わりません。
門の前まで行って表札を見ないと、発見できないほどです。


http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html


門の脇の木戸を開けると、乱立した巨石が目に飛び込んできます。
いきなり圧倒されます。心の準備が必要です。


書院、茶室、庭園。
どれも素晴らしく、ぜひ直接ご覧いただきたい。
なので、あえてレポしません。

案内をしてくださったのは三玲さんのお孫さんだったのですが、
(ご本人からはおっしゃらない。あまり触れられたくないらしい)
庭や三玲さんのことで盛り上がってしまい、
1時間の拝観時間を大幅にオーバーして2時間30分も居てしまいました。

曼殊院と圓光寺へ

蓮華寺を出て、叡山本線に乗り、修学院駅で下車。
鷺森神社は今回パスして、まっすぐ曼殊院へ。

ここでケータイの電池が切れたので写真撮影ができなくなりました。
なんたる不覚!
一応、リンクを貼っておきます。


曼殊院は襖絵や障壁画が豊富で、幽霊の掛け軸もありました。
幽霊の絵は特別珍しいわけではなく、日本画を習う上でお約束の画題です。
ゆえに「写真撮影されますと、帰宅後、差し障りが起きる可能性がありますので、写真撮影はご遠慮ください」と案内がしてあったけど、そんなことはないでしょう。


庭園はですね。 あまり覚えてませんが。
私好みの庭ではなかったからでしょう。。たぶん。

http://www.manshuinmonzeki.jp/garden/index.html


曼殊院から少し歩いて圓光寺へ。
途中、観光名所として一般開放されていない寺がいくつかありました。
きちんと手入れされた苔庭があったり、古い石垣があったりしました。
歩いて移動すると、こういう発見があるのが嬉しい。

境内はちょうど庭師さんが手入れをしているところで、

そういう様子を見ることができたのもラッキーでした。

http://www.kyotokk.com/enkouzi.html

2009年2月12日木曜日

京都市 蓮華寺

京都旅行二日目です。
ケータイの電池がなくなったため、レポが帰宅してからになりました。
悪しからず。


まず、蓮華寺へ向かいました。
昨夜の雨のおかげで苔が美しい。

雨上がりに苔庭を見るといつも思う。
昔の人は、雨の多い日本の気候に適した庭を作ってたのね。
それは頭がいいとかじゃなく、自然との共存。


本堂には太い柱が立っているのですが、その中の一本だけ、途中が継いであります。
写真の右手前の柱がそうです。
真相はわかりませんが、私はこんな風に考えます。


尾道に、御袖天満宮という社があります。
大林宣彦監督の映画「転校生」の男女が入れ代わるシーンで使われた石段があります。
その石段は、それぞれの段が一本の石でできているのですが、一番上の段だけ途中が継いであります。
これは「完璧なものはない」という教えなのだそうです。


蓮華寺の本堂の柱も、もしかすると「完璧なものはない」という教えなのかもしれません。
全く見当はずれだったらごめんなさい。


苔庭には所々にお地蔵さまが置いてありました。
半伽思惟像のような麗しい姿に、本当は庭園内での写真撮影禁止なのですが、こっそり撮影しました。
木立の中で物思いにふける姿が美しい。


蓮華寺。
私のお気に入り庭園ランキングの上位に入るかも。
苔庭、いいわぁ。

2009年2月11日水曜日

妙満寺そして実相院

円通寺を出て、妙満寺へ向かった。
ひっそりとした雰囲気の円通寺とは一転、妙満寺は豪勢。
庭園は雪花亭という名の由緒あるもの。
あまり好みではなかった。


それから実相院へ向かった。
この頃から、ちょっと雲行きが怪しくなった。
川沿いの緩い坂道を歩く。
古い家々が並ぶ風情ある道で心が和む。


実相院は、黒光りする床に紅葉や新緑が映り、

それを「床もみじ、床みどり」と言って呼び物になってる。
今は時期じゃないので、その床のある部屋の庭側の襖は閉められていた。


私の実相院での目的は、庭よりも襖絵にある。
素晴らしい襖絵がたくさんあるのだ。
力強い筆致の仙人図や繊細な花鳥図など。


実相院には池の庭と石の庭があった。
庭自体、十分満足できる美しいものだった。


実相院を出ると、雨が本降りになっていた。

上賀茂神社から円通寺へ

上賀茂神社へ行ったら、蹴鞠の神事があるそうで、たくさんの人で賑わっていた。
せっかくなので、奉納空手と蹴鞠を見ることにした。


一試合(というのかな)終わったのを機にそこを離れ、曲水の宴が行われる渉渓園という庭へ回った。
そして、吉田神社へ向かった。


吉田神社の参道で若い外国人男性に上賀茂神社への道を尋ねられた。
あまりに流暢な日本語だったので、普通に日本語で答えてしまった。
「あの信号を右に曲がって真っ直ぐです」
理解できたらしく、満足そうに「ありがとうございます」と笑顔で返してくれた。


そして私は、円通寺へ向けて出発した。
歩き専用の観光ルートなので、民家の立ち並ぶ道を通る。
京都の家は、古い家はもちろん、新しい家も庭を設けている。
駐車場がもう1台分取れるのを、あえて庭にしていたりする。
文化の違いなんだろうね。


住宅地を出たら、切り通しの山道。
登りきると円通寺の山門に辿り着いた。


円通寺の庭園は、残念なことに、座って眺めても生け垣の向こうに集合住宅などが見える。
木々の葉擦れや鳥のさえずりを裂いて、ときおり金属バットがボールを弾く音などが聞こえる。
簡潔な良い庭なのに、もったいない。

京都旅行 西村家庭園

西村家庭園

3月14日まで休みだった。


2009年2月3日火曜日

福山市南町 「きせつや」

福山市南町「きせつや」

節分らしい気の利いた演出で、味だけでなく目でも楽しめました。
感激して写真を撮り忘れてしまいました。
肝心な料理の写真が二枚しかないのは、そのためです。


外は雨で寒かったけど、暦の上ではもう春なんですよね。

2009年2月1日日曜日

森の歯医者さん

福山市木之庄町に出来た複合商業ビルのオープンハウスに行きました。
ビルといっても2階建てです。
2階建てといっても天井がめちゃ高くて、全高は4階建て分くらいあります。


「森の中で診察したい」という歯医者さんの意向で実現したそうです。
その歯医者さんと、このビルを設計した建築家さんと、

診療所内に設けられた庭園を手がけた庭師さんは同級生なのです。

その庭師さんと私は、ちょっとだけ知り合いで、このオープンハウスのお話をいただきました。

建築家さんは、UID一級建築士事務所の代表を務める前田圭介さんで、

国際的な建築賞をたくさん受賞されている方です。


私は子供のころ体が弱く、しょっちゅう病院へ行きました。
病院の診察室には掃き出し窓がありました。
ベッドにうつぶせに寝て顔を上げると、視線の先に窓があり、窓の向こうには植え込みがありました。

中庭というほどのものではなく、あくまでも植え込みです。
小さな赤い実のなる木と細長い葉っぱの花がありました。
季節によって、花が咲いていたり、赤い実や葉っぱが落ちていたりして、
植え込みを眺めていると気分が落ちつき、怖いはずの注射も平気になりました。


上記の歯医者さんの治療室には、壁に大小さまざまな窓があります。
大人でも嫌がるあの治療椅子から窓を通して、木の枝や葉っぱ下草や空が見えるようになっています。
色んな窓から色んな物が見えます。
意識がそちらへ働いて、不安や恐怖も和らぐのではないでしょうか。


待合室も工夫がされていました。
掘ごたつ風になっていて、周囲は畳、他は板張りで床暖房です。
壁や天井は、通常下地に使う木の板が剥き出しになっています。
木に囲まれた四角い部屋です。
奥に作られた洗面所とトイレの曲線が、柔らかみとアクセントを与えています。

「森の歯医者さん」という名前がぴったりの、癒やしの空間です。