円通寺を出て、妙満寺へ向かった。
ひっそりとした雰囲気の円通寺とは一転、妙満寺は豪勢。
庭園は雪花亭という名の由緒あるもの。
あまり好みではなかった。
それから実相院へ向かった。
この頃から、ちょっと雲行きが怪しくなった。
川沿いの緩い坂道を歩く。
古い家々が並ぶ風情ある道で心が和む。
実相院は、黒光りする床に紅葉や新緑が映り、
それを「床もみじ、床みどり」と言って呼び物になってる。
今は時期じゃないので、その床のある部屋の庭側の襖は閉められていた。
私の実相院での目的は、庭よりも襖絵にある。
素晴らしい襖絵がたくさんあるのだ。
力強い筆致の仙人図や繊細な花鳥図など。
実相院には池の庭と石の庭があった。
庭自体、十分満足できる美しいものだった。
実相院を出ると、雨が本降りになっていた。
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