21日(水曜)に、体調不良で早退した。
帰宅して、そのまま布団に入って、動けなくなった。
高熱にうなされ、両親は全く様子を見に来ない。
朦朧とする意識の中で、よく寝たきり老人が家族に気付かれないまま、いつのまにか死んでいた、というニュースがあるが、こんな風にして起きるのだろうと思った。
丸一日たって、父が様子を見に来た。
相撲中継が始まっても下りてこないので不審に思ったらしい。
とりあえず風邪薬を飲み、氷枕をした。熱を測ると39度7分だった。
そんな高熱は、私の記憶では産まれて初めてだ。
頭痛が治まってから、近所の病院へ行くと、診察中に気分が悪くなって意識が遠のき、救急車を呼ばれて、総合病院へ緊急搬送された。
救急車に乗ってから徐々に意識は戻り、会話もできるようになった。
総合病院では、一通り検査をしてもらった。
でも、原因はわからなかった。
ウイルスにも細菌にも感染しておらず、内蔵にも石や腫れなど異常はなかった。
薬を飲んで数日様子を見るということで、帰宅した。
帰宅して、上司に連絡し、1週間休ませてもらうことにした。
そして今日で、1週間たった。
昨日から発熱は治まり、軽く頭痛がするくらいになった。
万全な体調ではないが、これ以上休むのは無理だろう。
上司に、来週月曜から出勤すると伝えた。
一か八か。
もし、月曜に出勤して、また体調が悪くなったら、辞めるしかない。
原因は、わかっている。
簡単なことだ。ストレスである。
問題社員のお坊っちゃんと、役立たずのベテランと、地味に仕返しするタクミン、これらに囲まれて、もう限界なのだ。
休みの間、考えた。
このまま辞めてもいいかなと。
辞めて、しばらくバレエに専念して、来年6月の舞台が済んだら、お見合い結婚でもするかな。
職場環境に改善の見込みはない。
それなら、自分が変わるしかないのだ。
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