2012年5月20日日曜日

千秋楽の朝に思う

大相撲夏場所、千秋楽の朝です。


安美錦関は7勝7敗。いつものように(怒)千秋楽に勝ち越しを賭けます。


先週、朝礼当番の際、安美錦関のことを紹介し、
その素晴らしい人柄を見習いたいと伝えました。


すると、相撲に興味のなかった社員さんたちが、その日以来、
安美錦関の取組結果はもちろん、他の力士や優勝争いを
気にしてくれるようになりました。


それなのに! 安美錦関は負け続き。


今場所は調子良さそうだから、早々に勝ち越しを決めて殊勲賞だろうと思ったから紹介したのに!


こんなことなら紹介するんじゃなかった。


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さて、混戦している優勝争いですが。


私個人としては、稀勢の里関と横綱以外の人に優勝してほしいです。


なぜなら、稀勢の里関が優勝すると、来場所は綱取りが懸かります。


優勝は優勝に変わりないのですが、稀勢の里関の精神面を考えると、
横綱や苦手の日馬富士関が万全の場所で優勝して、自信と精神力を付けてほしいからです。


華々しい経歴も立派な肩書きもない、今どき珍しい中卒で角界入りした苦労人の力士です。


苦労したぶん、できるだけ長く綱を張ってほしい。


そのためには、時間はかかっても、横綱として充分な心と体を身に付けることが必要と思います。


それから、横綱に優勝してほしくないのは、せっかく優勝争いが混戦して面白いのに、
「なぁんだ、結局また横綱が優勝かよ」
と、相撲ファンをガッカリさせてしまうからです。


できれば、旭天鵬関に優勝してほしいです。


幕内最年長で優勝なんて、素晴らしいじゃないですか!


ちなみに、日本人力士の優勝云々と言われてますが、
旭天鵬関は帰化して日本国籍を取得しているので、現在日本人です!


そもそも、私の中では、出生地が外国とか関係ないです。


厳しい伝統としきたりが残る相撲の世界で、それらを守り、稽古と孤独と修行に耐え続けてくれてるだけで、既に日本人だと思います。


日本に生まれても、箸も敬語もまともに使えない外国かぶれの人達に比べれば余程日本人らしい。


泣いても笑っても今日一日。
熱戦を期待しよう!

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