2012年5月21日月曜日

旭天鵬関、優勝!

長くて短い本場所が終わり、
安美錦関は勝ち越しならず、殊勲賞のチャンスを逃してしまいました。


とはいえ、横綱を倒した4人のうち、安美錦関以外の3人は横綱がケガをしてからの勝利、
万全の横綱を倒したのは安美錦関だけですから、同じ金星でも重みが違います。


これを自信にして、また来場所も活躍してほしいです。


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優勝は37歳の旭天鵬関。苦節20年で掴んだ賜杯です。


稀勢の里関は、本割りで負けて優勝争いから脱落。


きっと相撲の神様も私と同じ考えなのでしょう。
稀勢の里関には、もっと心身ともに力を付けてから綱取りをさせたい、と。


栃煌山関は、対戦相手の琴欧洲関が休場して、たなぼたの決定戦進出。


決定戦では、緊張して少し硬くなっていたのかもしれません。


旭天鵬関が引いたとき、足が付いていきませんでした。


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横綱白鵬は、旭天鵬関の優勝について、自分の優勝よりも嬉しいとコメントし、
さらに、こう言ったそうです。


今年は、日本とモンゴルが国交を樹立してから40年。


旭天鵬関は、20年前モンゴルから初めて角界入りした力士のうちの一人。


優勝したのが、自分ではなく、日馬富士でも鶴竜でもなく、旭天鵬関だったことは宿命である。


素晴らしい言葉です。
優勝パレードでは、横綱が旗手を努めたそうです。


白鵬関が、こんな立派な横綱になったのも、旭天鵬関の指導あってこそ。


旭天鵬関の優勝は、相撲の神様の感謝の気持ちの現れかもしれませんね。

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