BSプレミアムで小津安二郎監督の『東京物語』が放送される。
ウィキペディアにあるとおり、尾道弁は広島弁より備後弁に近い。
その独特の方言をスタッフさんは尾道のロケハンで、人を集めて朝から晩までテープレコーダーを回し続けて収集したそう。
そのおかげで、尾道生まれの尾道育ちの私が聞いても、本当に自然な尾道弁である。
冒頭の笠智衆さんと東山千栄子さんの老夫婦の会話は、亡くなった祖父母のやりとりを聞いているようで懐かしい。
全編で頻繁に出てくる東山千栄子さんの『ありがと』の言い方は、特に素晴らしい!
千葉県出身で、あの独特のイントネーションを自然に使えるなんて、相当練習したんだろうと思う。
映画のロケ地めぐりをする方には是非、尾道弁にも耳を傾けてほしい。
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