2016年7月20日水曜日

ダメンズウォーカー

昨日、沐浴男のお母さんと姪っ子が、沐浴男に届け物をしに職場に来た。

二人とも、イメージしていた姿とかけはなれていて、ビックリした。

私の中で、沐浴男のお母さんは、華やかで若々しいイメージだったのだが、実際は、素朴な田舎のおばあちゃんだった。
台所仕事をしている格好そのままだった。

姪っ子も、クラシックバレエを習っていると聞いてたので、うちの教室に来ている子たちをイメージしていたら、真っ黒に日焼けした田舎の子だった。

Googleのストリートビューで家を見たら、広い立派な家で、沐浴男は嗜好品にお金を注ぎ込み、姪っ子はバレエ習っている。
きっと裕福な家庭なんだろうと思った。

お母さんは、おしゃれで華やかでグルメで、友達としょっちゅうランチや旅行に行ってるんだろうと思った。

しかし、そうではなかった。

帰る後ろ姿を見ると、お母さんは脚が悪いようだった。
いわゆる、変形性膝関節症。
脚が悪いから、あまり外に出ないのではないかと思う。

先輩がお母さんを病院や買い物に連れて行ってるのを「優しい」と言っていたのも、自分は脚が悪い母親を病院や買い物に連れて行くことがないからだろう。

沐浴男の家は比較的新しく、長いスロープがあり、玄関ドアが大きく開くのが気になった。
車イスの人がいるのかなと思ったが、脚が悪いお母さんのためだろう。

沐浴男のお母さんに対する態度はドライだった。
お母さんは暗かった。

しかし、姪っ子も、緊張しているとはいえ、表情が固すぎる気がした。
怯えているとまでは言わないが、こわばった顔で、じっと沐浴男を見つめていた。

沐浴男は、家ではかなり厳しいのかもしれない。

お母さんと姪っ子の暗い表情が、深く心に残った。
我が家は何だかんだ言って、明るく楽しい。
母親が癇癪持ちでも、甥が事故で障害を負っても笑いが絶えない。
沐浴男のお母さんや姪っ子を明るくしてあげたいと思った。

これって、ダメンズにはまる典型的なパターンだ。
いかん、いかん(笑)

0 件のコメント: